dis's habits.

習慣としての日記付け。

これからのクリエイターの未来(習慣継続65日目)

尊敬する絵師さんの米山舞さんの新しいプロジェクトのグラフィッカー募集の募集要項をふとした興味で覗いてみた。

 

そこに書いてあった、”求める経験/能力”によると。

【必須の経験/能力】

・デッサン力、色彩構成の知識をお持ちの方。

・オリジナルキャラクター、ゲーム等のデザイン経験。

 

【以下の経験や興味をお持ちの方を歓迎します】

・キャラクターデザイン、イラスト製作を仕事としてお請けした経験のある方。

・ゲームに使用されるキャラクターの立ち絵や宣伝イラストの製作経験が豊富な方。

・米山舞、タイキないしSSSのイラストに興味を持ってくださっている方。

 

…と、ある。

 

ここから読み取れるのは、これからの商業的なクリエイターの時代はおべっかやコネクションでなんとかなる時代ではなく、完全なる実力主義に移行して行くのだなと推察出来る。

 

米山さん程の社会的立場にある人であれば、自らのコミュニティの中からこれらの人材を集めることが容易であると思うのに、敢えて外部にこのような募集をかけるのは、馴れ合いではなく、本当にいい作品を優れた実力を兼ね備えた人材と構築していきたい表れであると想像出来る。

 

その時に改めてこの要項にスキル関連以外の要項があまり見当たらないのをみると、記載するまでもない常識的なコミュニケーションさえ出来ていれば、後は1に実力、2に実務経験という感じで即戦力=実力なんだなと感じた。

 

絵や音楽なんかもそうだが、芸術の方面はふとした気ですぐ誰しも始められる気軽さから、競争率が非常に多くなる傾向にある業界だと感じる。(その分、挫折率も多くなる業界とも言える。)

 

また、コロナ禍のこうした状況も相まって、今やPC一つで世界中の何処にいても仕事が出来るという認知が世界的に一般的になった今、その競争相手は日本以外の人々も含めたものとなっている。(実際にイラストの業界でいえば、韓国のイラストレーター勢の日本のイラストの仕事の侵食具合が目立つ様子が実際に確認出来る。そうした国を超えた仕事の取り合いは既に始まっている。)

 

最近、勢いの増している中国やインドの人口の多さは世界屈指の物だし、その中でもインド人の知能指数の優秀さは世界的にみても目に見張るものがある。

 

こうした環境から生まれてくる人材ともこれからは商業的にいえば、国境無き競争をしていく覚悟をしていかなければならない。

 

そうした際、日本のこれまでの自給自足の文化内で活動していくというより、国外の芸術に対する文化というものも加えて理解(海外の大半が完全なる実力主義の傾向にあると観察出来る。)し、そこに向けての感覚のすり合わせ的な先行投資というか経験というのをこれからのクリエイター全般は意識していかないと、とてもじゃないけれど第一線には勝ち上がりえないな。と、思ったのである。