人生は長距離走。(習慣継続62日目)
ベルセルクの作者、三浦建太郎先生が54歳の若さで亡くなってしまった。
頭の中のアイデアをまだ出し切っていないとの事を仰っていたので、ファンの方々は相当残念な事と思う。
自分の好きな「ブラックジャック」などを描いている、手塚治虫先生も60歳の若さでこの世を去っている。
二人に共通するのは、生前の仕事へのストイックさ、自分の命を削って作品を作っているという発言をされている(この発言は最近でいえばジブリの宮崎駿監督がエヴァの庵野監督に向けても仰っていたので同様に心配している。)事からも自身に”無理をしている自覚”があったのだろうと推察出来る。
この偉大なる先生たちが男性の平均寿命である81歳前後まで命が続いていたなら。
お二人の2、30年の余命でどれほどのアイデアと素晴らしい作品が世に出たのかと思うと実に惜しい気持ちで一杯になる。
ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生は93歳まで立派に生き抜かれた。
水木先生は生前、かなり健康に気を使って生きていたそうだから、ここまでの結果に結びついたのだろうと思う。作り手である以上、”出し切った”は無いと思うが、アイデアを多分に活かせたのでは無いかと想像する。
先のお二方にそういう打算的な考えは殊更に無かったと思うが、有限ある時間への解釈として、自分は1分1秒を急いて、10年、20年の時間を失う可能性を捨てる考えを持つ事を難しく思う性格なので、人生を長期的に考えて計画的に生きたいと先生方の人生からまた学び取らせて頂いた。